フォークソング

みんなで歌おう!
みんなで歌おう! U
みんなで歌おう! U-2
みんなで歌おう! U-3

みんなで歌おう! U

 桃岩荘。歌と踊りで有名なユースホステルだ。ミーティングでは大騒ぎをし、大会では町中で踊る。京都大会では鴨川に入ってしまう。それだけならまだしも、時々やり過ぎ、人に迷惑をかける事もある。私も一度、爆発しそうになった。

 別に常連でも何でもない私が桃岩荘の大会に何度も出ているのは、そこに行けば歌があるからだ。それも桃岩荘の集まりでしか歌えない歌が。桃岩荘では毎年オリジナルを作って歌っている。「旅の終り」「行方不知」「放浪」「私のために」「俺達の友へ」・・・ みんな桃岩荘で生まれた歌だ。行った事のない人にはなじみのない歌ばかりだろうが、どれも素晴らしい歌だ。そして、キチガイユースホステルというイメージからは想像もつかない、静かな曲が多い。
 旅先の出会いと別れ、そして人生。歌詞を見ていると特に良さがわかる。何だか心がぽっかり空いたような、虚しくなるような気がしてくる。旅って、人生って、一体何だろう? 今までの旅先での出来事を思い出し、そんな事をふと考えたりする。

 四年前の夏の終わり。私は北海道に行き、生まれてはじめてユースホステルのツアーに参加した。礼文島八時間コース。当時の私は旅よりも音楽に熱を入れていて、トロンボーンばかり吹いていた。そして、フォークソングなどは全く知らなかった。
 噂には聞いていたユースホステルのツアー。どんな出会いがあるのだろう? どれだけ盛り上がるのだろう? 期待に胸をはずませ、私は歩き始めた。しかし、それは「雨と不満の〜」であった。

つづく

みんなで歌おう! U-2
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